Microsoft のメールアプリ、Outlook(アウトルック)で「以上」などの【結語】系の文字が勝手に右端に寄るのを解除する手順をご紹介します。
※動作確認した Outlook のバージョンは 2019です。
「結語(けつご)」とは? なぜ「以上」が右寄せになるの?
「結語」は、文章の結びの言葉です。
かしこまった手紙や案内状などの文章で、
拝啓
春暖の候 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。・・・・
●●●●●●
▲▲▲▲▲▲▲▲
■■■■■■■■■■・・・・・・・・・・・お願い申し上げます。敬具
の「敬具」のような、文章の最後を締めくくるような言葉を「結語」といい、なぜか「以上」も結語に分類されるようです。
以上 (書状の後付)
以上(いじょう)は、室町時代以降の手紙の追伸(追而書)の終結部分に書く言葉。いわゆる結語の一種である。【 以上 (書状の後付) – Wikipedia 】 -より引用
Outlook の初期設定ではこれらの「結語」を入力すると自動で右寄せになる設定になっています(なんてありがた迷惑な・・・)
試しに結語と言われる語句を入力したら、
- 以上
- 早々
- 草々
- 敬具
- 謹言
- 敬白
- かしこ
- 不備
- 不一
- 謹白
- 不尽
などがしっかり右寄せされました。
HINTただし、「以上。」のように「以上」に 「。(句点)」をくっつけると結語とはみなされず右寄せを回避できるので応急対策になります。
そして「右揃え」のコマンドアイコンをクリックすれば解除になり、通常の「左揃え」に戻すことはできます。
しかし、面倒だしきっと忘れますよね。
なので、そもそも「結語の右寄せ」になる Outlookの設定を解除することをおすすめします。
Check!ちなみに、冒頭で書くほうの「拝啓」などは「頭語(とうご)」という分類になるのでこの機会にセットで覚えましょう。
参考 手紙の基礎知識 頭語と結語 – 日本郵便
参考 頭語と結語の組み合わせ例 | 手紙の書き方
参考 手紙の基礎知識 頭語と結語 – 日本郵便
参考 頭語と結語の組み合わせ例 | 手紙の書き方
Outlook:「以上」などの結語が自動で右寄せになるのを解除する手順
(1) Outlook 左上の「ファイル」を開きます。
(2) 左側メニューの「オプション」をクリックます。
(3) Outlookのオプション画面が表示されるので、左側メニューの「メール」をクリックして下さい。
(4)「メッセージの作成」項目の右側にある「編集オプション」をクリックします。
(5) 左メニューが「文章校正」の状態で「オートコレクトのオプション」をクリック。
(6) オートコレクトの設定画面が出るので「入力オートフォーマット」のタブをクリックして表示を切り替えて下さい。
(7)「入力中に自動で書式設定する項目」の中にある「結語のスタイル」のチェックを解除して「OK」をクリックします。
(8) その他の設定画面もすべて「OK」をクリックして閉じて下さい。
これで、「以上」などの結語を入力しても勝手に右端に寄せられることはなくなります。
元に戻したい場合は、同様の手順で「結語のスタイル」のチェックを再び有効化して下さい。
以上です、最後まで閲覧ありがとうございました
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