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パソコンで作業を終了する際に「シャットダウン」で完全に電源を切るよりも「スリープモード」にする方が、次回の起動時間を大幅に短縮できますので、時短目的で利用している人は多いのではないでしょうか。
スリープモードは、作業中のアプリケーションの状態を保ったままパソコンをシャットダウンする「一時停止」的なことができますので、再起動してすぐに前回の作業の続きができることも大きなメリットです。
そんなスリープモードにするときの操作手順は、通常なら「スタートアイコン」⇒「電源アイコン」⇒「スリープ」という3段階の操作手順を踏まなければいけないのでちょっと手間に感じます。
このちょっとわずらわしい操作も、ある設定をすればパソコンの電源ボタンに組み込んで簡単な操作で行うことができます。
というわけで今回は、パソコンの電源ボタンの動作に「スリープモード」の効果を追加する手順をご紹介します。
電源ボタンを押したときの動作を変更する

★Windows10で「電源ボタンを押したときの動作」の設定を変更する手順になります。
コントロールパネルから設定画面にアクセスしますので、コントロールパネルの開き方が解らない場合は、下記の記事を参照ください。

(1) Windows10のコントロールパネルを開き、「電源オプション」のカテゴリーをクリックしてください。

(2)「電源オプション」の設定画面が表示されますので、左側メニューの「電源ボタンの動作を選択する」をクリックしてください。

(3)「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」の設定画面が表示されます。
この中の、「電源ボタンを押したときの動作」の項目を変更します。

(4)「何もしない」の下向き矢印をクリックすると、ドロップダウンリストから設定変更ができます。

② スリープ状態
③ 休止状態
④ シャットダウン
⑤ ディスプレイの電源を切る
の中から、「スリープ状態」に変更してください。
「バッテリー駆動」と「電源に接続」両方の項目を変更してください。
(5) 変更ができたら、下の「変更の保存」をクリックしてください。

以上で設定は完了です。
電源ボタンを押すときのコツと注意点

設定後、パソコンの電源ボタンを1秒くらい押すとスリープモードになります。
押す長さが短か過ぎてもスリープモードになってくれないので、押す長さの感覚は実際のパソコンで確認してみてください。
逆に長い時間く押しすぎると、強制シャットダウンとなってしまいパソコンに良くないので気を付けて下さい。
せいぜい1~2秒で大丈夫なはずです。
復帰するときは電源ボタンをチョンと一瞬押すだけでOKです。
スリープモードのデメリット

★使い勝手がとても便利なスリープモードですが、デメリットはあります。
スリープモード中のパソコンは、完全なシャットダウンと違い、バッテリーを消費します。
例えば、電源ケーブルが繋がっていない状態でスリープモードのまま長時間放置しておくと、いつのまにかバッテリーが無くなって強制シャットダウンになることもあります。
強制シャットダウンになると、アプリケーションのそれまでの作業は保存されずに消えてしまいますのでそこは注意が必要です。
スリープモード状態でバッテリーがどれくらい持つかは、個々のパソコンのバッテリー状態しだいですので、使いながら自己判断するしかありません。
バッテリーが心配なら「スリープ」よりも「休止状態」にする

もし、パソコンのバッテリー容量に不安がある場合は、「スリープ」の替わりに「休止状態」に設定することで、「バッテリーの消費が無いスリープ状態」にすることも可能です。

ただし、「休止状態」は、復帰するときに「スリープモード」よりも時間がかかりますので、自分の使用スタイルに応じて選択して下さい。
「休止状態」は、復帰が早いというスリープモードのメリットは無くなってしまいますが、 HDD(ハードディスク)に作業状態を保存して終了しますので 、シャットダウン前の作業をそのまま再開できるというメリットだけで十分な場合は有効です。
まとめ
今回は、 パソコンの電源ボタンの動作にスリープモードの効果を追加する手順をご紹介しました。
最近ではほとんどの人がパソコンよりもスマートフォン(スマホ)の方が身近になっており、スマホを使い終わったときに、いちいちシャットダウン(電源を切る)ことはせず、電源ボタンを軽く押してスリープモードにするのが当たり前の使い方ですよね。
急な用事でパソコンの作業を中断しなければいけない時でも、スリープモードをワンタッチで可能にしておけば、焦ることなく最短で操作できるはずです。
一瞬で再起動できるスリープモードそのほうが使い勝手が良いですし、パソコンもスリープモードへの操作を簡単にすることで少しでも時短ができて、ストレスも軽減できるはずですので良かったら参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!
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